ブログの検索順位を上げるために記事を増やしていくことは欠かせません。
ですが、記事は増やすだけでなく時と場合によっては減らすことも検索順位を上げるのに効果的です。
私も今回、記事を削除したことでブログ全体の平均検索順位が5つ上がり、それに伴ってアドセンスのRPMも上がりました!
この記事では
- どういう記事を削除したのか
- その結果どのくらい数字に違いがあったか
を詳しく紹介します。
記事が増えてきた方はぜひ一度ブログを整理して必要のない記事の削除を行ってみてください。
過去記事を削除したらブログの検索順位が上がった!
私は3つのブログを運営しているのですが、そのうちの1つのブログで過去記事を整理してみたところ、ブログの検索順位が大きく上がりました。
今回記事を削除したブログはトレンド系のブログで、総記事数は350記事ほど。
そこから全部で40記事を削除しました。
記事を削除した結果、どのくらい検索順位が上がったのか、またアドセンスの数字がどう変わったのかを紹介します。
どのくらい検索順位が上がったのか
まずは検索順位の変動がわかるサーチコンソールの画面がこちら。
オレンジ色の線が掲載順位です。
矢印で示したところ(9月5日)が記事を削除した日。
その日から2段階でオレンジ色のグラフが上がっているのがわかるかと思います。
実際に8月5日〜9月4日の平均掲載順位と9月5日〜10月4日までの順位を比べてみると、記事を削除した後のほうが5.5位ブログ全体の検索順位が上がっていました。
ちなみに、9月5日に記事を削除してから2ヶ月間新しい記事を更新しませんでしたが、順位は上がったままをキープできました。
最近はたまに更新しているので順位はこの時よりも少し上がっています。
アドセンスのページCTR・クリック単価・RPMも上がった
検索順位が上がったことによってオーガニック検索からの流入が増えたからか、アドセンスのCTRやクリック単価、RPMなどの数字も少しずつ上がりました。
数字を詳細に公開することはできないので、どれくらい上がったかだけ公開します。
以下は記事を削除する日より1ヶ月前と削除してから1ヶ月間の数字を比べた結果です。
- ページCTRは+0.6%で約3%に
- クリック単価は+2円
- ページRPMは+90円
記事を削除する前のひと月はRPMが低かったのもありますが、+90円というのはすごく大きかったです。
検索順位やRPMを上げるのに記事削除が有効なブログの目安
私は過去の記事を削除することで検索順位を上げることができましたが、どのブログでもそうとは限りません。
ある程度記事が増えるまでは記事を増やしてサイトパワーを強くしていったほうがいいので、100記事以下や200記事程の人はまだ削除をする必要はないと思います。
私のように300記事を超えてきたら一度記事を整理して削除した方がいいものがないかチェックすると良いのではないでしょうか。
特にトレンドブログの場合、速報系の記事はすぐに旬が終わってしまうものもありますよね。
そういった記事は今後検索される可能性も低いので、削除した方が良い場合もあります。
削除する記事の数の目安は?
削除する記事の数はそのサイト次第としか言いようがないのですが、私の場合は350記事中の40記事を削除しました。
全体の約1割の記事を削除して上のような結果になったということですね。
なので、まずは1割程度もしくはそれ以下で様子を見るのが良いのではないでしょうか。
検索順位を上げるために削除する記事の基準
記事を削除しようとした時にどういう基準で削除する記事としない記事を決めるかは悩むところだと思います。
今回は私がどういった基準で削除する・しないを判断したのか紹介します。
まずはGoogleアナリティクスでPV数をチェック
まず、Googleアナリティクスを使って記事ごとのPV数をチェックしていきます。
アナリティクスの「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」を表示し、右上の期間を設定します。
私は3ヶ月に設定しましたが、季節ネタやイベントネタが多い方は時期によってバラつきがあると思いますので、そういう時は1年に設定してもいいと思います。
すると下に記事がPV数順に出てきます。
ちなみに、一番下の「表示する行数」を変えるといちいちページを移動しなくても情報が見られるので便利です。
ここからは、PV数が少ない記事から順番に次のことをチェックしていきました。
おそらく一番少ないページはサイト内検索やカテゴリーだと思いますので、そのあたりは無視してください。
PV数が100以下の記事
私がまずチェックしたのは、3ヶ月間のPV数が合計で100以下の記事。(サイト全体のPV数によるので、参考程度にしてください。)
PV数が少ないということは何かしらの原因があるはずなので、その原因を調べて削除するか判断していきましょう。
例えば、以下のような原因ですね。
- インデックスされていない
- 3ページ目以降に表示されている
- 旬を過ぎている
「PV数が少ない記事の中でこれに当てはまるものは削除していく」という流れです。
それぞれ詳しく解説していきます。
そもそもインデックスされていない記事
インデックス登録のリクエストをしても、記事の質が低いと判断されたりユーザービリティに問題があったりすると検索結果に表示されません。
ということは、検索からの流入がなく、PV数が少なくなるのは当然ですね。
私のサイトもなぜかあるスポーツに関する記事だけなかなかインデックスされないということがありました。
Googleから「インデックスする必要がない」と判断された記事を残しておいても全体のプラスにはならないと判断し、そういった記事は削除しました。
記事タイトルで検索しても記事が出てこない場合はインデックスされていないので、削除していいと思います。
3ページ目以降に表示されている記事
PV数が少なく、狙ったキーワードや可能性のあるキーワードで検索しても3ページ目以降にしか表示されない記事も削除の対象にしました。
理由は、上位表示できている記事の割合が大きいほうがサイトパワーが強いと言われているからです。
それに検索者目線で考えても、3ページ目以降に表示されている記事を読むことってほとんどありませんよね。
であれば、読まれない上にサイト全体の順位の足を引っ張っている可能性も考えて削除したほうが良いと判断しました。
その時はChromeのシークレットウィンドウを使って調べてみてください。
旬を過ぎた記事
最後は旬を過ぎた記事です。
特にトレンド系のブログを運営していると短期的なアクセスしか見込めない記事もありますよね。
例えば、台風の話題や限定的なイベントの話題など。
そういった記事は、旬が過ぎてしまったら今後アクセスが増える可能性はほとんど無いと思います。
そうすると「アクセス数が少ないコンテンツ」ということになってしまうので、サイト全体のことを考えて削除することにしました。
サイト全体の検索順位を下げている可能性のある記事を削除して、サイトの内容が変わったことをGoogleにお知らせしておきましょう。
ブログの検索順位とRPMを上げる記事削除のやり方|まとめ
以上が記事を削除した時の基準と結果になります。
ポイントをまとめると、
- まずは全体の記事数の1割程度を削除して様子を見る
- PV数が少ない記事から順番に判断していく
- そもそもインデックスされていない記事
- 3ページ目以降に表示されている記事
- 旬が過ぎている記事
記事が多いと削除するかどうかを判断していくこと自体が大変かもしれません。
ただ、それだけで検索順位が上がってPV数が増えたり、それに伴ってアドセンスのRPMも上がることがあるので、記事数が多い方は試してみてください!