アドセンスのページCTRは高いほうが嬉しいものですが、普段と比べて異常なほど高いときは何か問題が起きているのかもしれません。
私の運営しているサイトでもページCTRが普段の約3倍、クリック単価が普段の約半分という異常な数値の日が2日ほど続いたので、その原因を色々と調べてみました。
急にページCTRが高くなって心配な方は参考にしてみてください。
アドセンスのページCTRの平均はどれくらい?
アドセンスのページCTRの平均は一般的に1%程度と言われていますが、周りの方を見ていると2%前後の人が多いように感じます。
ちなみに、私が運営しているブログのページCTRはいつも2.5%〜2.8%くらいです。
どんなブログなのかによっても違ってきますが、もしあなたのブログが1%台ならまだ改善できる部分があるかもしれませんね!
逆に、ページCTRが5%を超えるような数字になると何か問題が起きている可能性もあります。
普段の倍やそれに近い数字になった場合は、一度それ以外のデータも確認して問題が起きていないかチェックしてほうが良いでしょう。
私の場合、普段2.5%くらいのページCTRが、急に6%近い数字になった日が2日連続でありました。データを見るタイミングによっては10%を超えていたこともあったので、さすがにおかしいですよね。
それと同時にクリック単価が普段の約半分に減っていました。
その時はもしかして不正クリックされているんじゃないかと不安になったのを覚えています。もし不正クリックされていたら自分で広告をクリックしていると間違われてアカウント停止になる危険性もあるので注意が必要です!
ページCTRが異常に高い時に考えられる原因
ページCTRがいつもの3倍や4倍といった異常に高い数字になる時の原因はいくつか考えられます。
不正クリックされている
まず1つ目がアドセンスの不正クリック。
不正クリックされると広告のクリック数が増えるので必然的にページCTRが高くなります。
これは少し前まで”アドセンス狩り”とも呼ばれていたもので、第三者が故意にあなたのサイトの広告をクリックしてアカウント停止に追い込もうとするもの。
もし不正クリックされている場合、自己クリックしていると勘違いされてアカウント停止に追い込まれないようにGoogle側に異変を報告する必要があります。
報告の仕方については後ほど紹介しますので、まずは不正クリックが原因かもしれないということを覚えておいてください。
GoogleAdSenseのアップデートの影響
2つ目はGoogleAdSenseのアップデートが影響している可能性です。
Googleでは定期的に広告に関するアップデートやそのためのテストが行われていて、たまたま自分のサイトがその対象になっていると普段と違う数値になることがあります。
どのタイミングで自分のサイトの広告がアップデートされるのか、テストの対象になるのかを知る方法は今のところありません。
ちなみに、アドセンスのヘルプフォーラムにこのような投稿がありました。
CRCはおそらくCTRのことだと思います。
この方はCTRが急に下がったようですが、この質問に対するコメントの中に「クリック数が激増・クリック単価が激減しているという連絡も受けている」というものがありました。
PVが普段とそこまで変わらないのにクリック数が激増=ページCTRが高くなるということなので、同じようにページCTRの数値が異常になっている方がいるのがわかります。
質問者の方がGoogleのサポートに連絡してみた結果、このような回答があったようです↓
広告が2クリック仕様に変更されるというアップデートの最中だったということですね。
アップデートは一斉に行われるのではなく順番に行われていくので、たまたま質問者の方のサイトが該当していたのでしょう。
このように、ちょうどアップデートのタイミングだったためにページCTRが普段と違う異常な数値になることもあります。
リンクユニットのクリック率が増えた
リンクユニットとは、これまでの広告と違って2クリックすることで収益が発生する広告。
このように表示されているものがリンクユニットになります↓
1クリックしただけでは収益は発生しませんが、クリック率が高いのが特徴です。
このリンクユニットをクリックする人が増えると必然的に2クリック目もする人が増えるので、全体のクリック数が上がります。
すると、同じPV数でもクリック数だけが普段より増えるのでページCTRが高くなるということですね。
ただ、ある程度のPV数があるサイトではよほどリンクユニットのクリック数が増えない限り、ページCTRが3倍や4倍になることはないと思います。
なので、可能性としてはありえますがそこまで確率は高くないでしょう。
アドセンスのページCTRが異常に高い時の対処法
続いて、アドセンスのページCTRが異常に高い時の対処法を紹介していきます。
不正クリックの可能性があることをGoogleに報告
まず不正クリックの可能性がある場合は、そのことをGoogleに報告しましょう。
最近はGoogle側で不正クリックかどうか見抜く精度が高くなっていてアドセンス狩りに合う確率は減ってきましたが、それでもまだ悪いことをする人がいるのも事実です。
不正クリックを自己クリックと判断されてアカウント停止にならないためには、無効なクリックの連絡フォームからGoogleに報告しておく必要があります。
こちらを参考にして早めに報告をしておきましょう↓
アクセスが集まっているページにアドセンスを貼りすぎていないか確認
ページCTRが異常に高くなっている時にアクセスが集中しているページがあれば、そのページに広告を貼りすぎていないか確認してみてください。
広告の数の目安としては1500文字以上で3つ、2000文字以上で4つ、2500文字以上で5つ程度にしておいたほうが良いでしょう。
また、スクロールする際に間違ってクリックしやすい位置に表示されていないかも確認しておいた方が良いですね。
劇的な効果があるわけではありませんが、広告の貼りすぎはユーザーにとっても邪魔になってしまうので気をつけたいところです。
様子を見るしかない
結局のところ、アドセンスのページCTRやクリック単価といった数値はこちらではどうしようもありません。
広告の数や位置に問題がなく、自己クリックもしていないなら最終的には様子を見るしかないのです。
私の場合、ページCTRが高くなって単価が一桁になっていた時はアクセスが集中している時でもあったので、アクセス数が落ち着いてきたら数値もだんだん普段と同じに戻っていきました。
もし何日経っても異常な数値のままで全く原因が思い当たらないなら、Googleサポートに連絡してみるのもひとつの手です。
ただ、Google側でも個人のアカウントの詳しい状況まではわからないようなので、はっきりした答えがもらえるとは思わないほうが良いかもしれません。
まとめ
今回はアドセンスのページCTRが異常に高い時の原因と対象方についてまとめました。
CTRが高い・クリック単価が低いという現象はたまに起こっているようですが、最終的には様子を見るしかありません。
ひとまず不正クリックの可能性がある場合は早めにGoogleに報告しておきましょう!