生保営業の仕事を辞めたいけどやめ時がわからない…という方、きっと多いですよね。
私は新卒で入社した生命保険会社を3年目の途中で辞めたのですが、やっぱり辞める時は色々と悩みました。
- やめ時はいつなのか
- いつ上司に言うべきか
- どんな退職理由なら円満に辞めれるか
などなど。
今回は私の経験や周りの人から聞いた話を元に、生保営業のやめ時や円満に退職できる退職理由を紹介していきます。
生保営業のやめ時は?
「生保営業なんてもう無理!辞めたい!」と思っても、仕事を辞めるのは勇気がいりますし、いつ言い出すかいつ辞めるかはすごく迷うところですよね。
私が聞いた話や周りの人の話を元に、辞めやすいやめ時をいくつか挙げるので参考にしてみてください。
1年間働いてから
これは先輩社員から勧められた生保営業のやめ時です。
なぜ1年働いてからなのかと言うと、失業保険が出るから。
失業保険とは仕事を辞めて再就職活動をしている間にもらえる手当で、これは離職日以前の2年間に1年以上雇用保険に入っていた期間があると受給できます。
失業手当の金額は退職前の給与の50〜80%で、自己都合退職の場合は3ヶ月間もらえます。
先輩社員からは「せっかく雇用保険料を払っているんだから受給できたほうがいいと思うよ。」とアドバイスされました。
すでに次の仕事が決まっている場合は退職しても失業保険は受給できないので、あくまで『辞めてから働かない期間がある』という時にちょうど良いやめ時だと思ってください。
新しい組織になったタイミング
新しい組織になった時や上司が変わった時も一つのやめ時。
私が生保営業をしていた頃に聞いたのですが、部下が辞めると上司の評価にも影響が出るそうです。
だから課長や部長はなるべく自分の部下には辞めてほしくないんですよね。
辞める側としてもお世話になった上司に迷惑をかけるのは少し気が引けるので、「辞めたい」という意思を強く主張できない方もいると思います。
その点、新しい組織になってすぐはまだ上司との関係も深くないのでなんとなく罪悪感が減ります。
また、お互いに相手のことをまだよく知らないので上司も強く説得できないですし、辞める側もその場の空気に流されずに自分の主張をすることができます。
私の元同期も新しい組織になった時がやめ時ということで、そのタイミングで辞めた人が何人もいました。
なるべく早く
生保営業のやめ時を2つ紹介しましたが、結局は辞める意思が固まったらなるべく早く上司に伝えて辞める方向で動いていった方がいいと思います。
なぜかと言うと、自分の中で辞めると決めてからも新しいお客さんを募集するのは心苦しいですし、実際にお客さんに迷惑がかかることもあるからです。
まず「辞める」と決めてからの営業活動ほどやる気が出ないことはありません。
それに新規のお客さんに契約していただく時も、せっかく私から入っていただいたのにすぐ担当が変わると思うとやっぱり罪悪感を感じるわけです。
生保営業をしているとお客さんから「担当になってもどうせすぐ辞めるんでしょ」と言われることがよくあると思います。
確かに離職率が高いのでその通りなんですが、やっぱり担当がコロコロ変わるってお客さんとしてもいい気分はしないですよね。
なので、迷惑をかける相手を減らすためにも辞める決意をしたのであればなるべく早く辞めるべきだと私は思います。
生保営業をやめる時に円満退職できる理由4選
生保営業のやめ時と同時に悩むのが退職理由ですよね。
本当の辞めたい理由は「生保営業がツラい」とか「ノルマが嫌」とか「営業は向いてないと思った」といったネガティブなものが多いと思いますが、そういった理由は上司も説得しなれていますし、なだめられて終わることもよくあります。
なので、説得されたりなだめられて終わりではなく且つ円満に辞められるような理由を言う必要があるんですよね。
ここからは同期や先輩、後輩が円満に辞めていった時の退職理由を紹介します。
新しい仕事が決まった
こう言われたら上司も説得しようがありません。
「新しい仕事が◯月◯日からなので辞めさせてください」と言えば、説得されることもなく円満に退職することができます。
ただ、『退職希望日の1ヶ月前には申し出ること』といった会社ごとの決まりがあると思いますので、それはきちんと守るようにしましょう。
ただ、本当は次の仕事が決まっていないのにこの理由を言ってしまうと後から面倒なことになる可能性もあります。
上司に転職先を聞かれたり、事務手続きで転職先を聞かれたりといった場合に嘘がバレるかもしれませんし、自分自身もあまり気持ち良いものではないと思います。
なので、本当に次の転職先が決まってから退職を申し出るか、または他の退職理由を伝えるのがおすすめです。
昔からの夢に挑戦したい
これは実際に私の後輩が言っていた退職理由です。
その後輩は航空関係の仕事に就きたいというのが昔からの夢で、やっぱりその夢が諦められないからと言って辞めていきました。
最初は上司も引き止めていましたが、夢に挑戦したいという前向きな理由だったため、最後は応援される形で辞めることができたようです。
やりたいことに挑戦したいという理由は周りからも応援されやすいので、使いやすいと思います。
就きたい職業があるとか、留学したいといった気持ちがあって辞めたい人は正直に言ったほうがいいですね。
地元に帰る
地元に帰ると言っても理由はさまざまですが、その地元に今働いている会社の支店がない場合は「それなら仕方ないね」とすんなり辞められると思います。
ただ、大手の保険会社はほとんどの県に支店があったり支社があったりするので、そうなると「じゃあ転勤願い出す?」という話になってしまうかもしれないので、注意が必要です。
あくまでも「会社を辞めたい」ということはハッキリ伝えないといけません。
そこを曖昧にしてしまうと転勤という選択肢を提案されたり、後から辞めたいと言い出しにくくなってしまいます。
家族の都合
私の周りには家族の都合で辞める人もけっこういました。
一番多かったのが「夫の転勤(国内・海外含め)」という理由で、他には「家業を手伝うことになった」という同期もいました。
「家業を手伝う」と言って辞めていった同期は後になって聞いてみると普通に転職していたので、ただ辞めたかったから引き止められないようにその理由を言ったみたいです。
他には家族の体調が悪いからとか、介護をするからという理由で辞める人もいます。
もちろん本当の場合もありますし、そう言うと説得されないだろうという狙いがあって言う人もいると思います。
ここはもう本人の考え方次第ですが、私は家族の体調などについて嘘をつきたくなかったのでこの理由は言いませんでした。
私が生保営業をやめた時の理由
私が生保営業を辞めたのは3年目の6月。
それまでに3回ほど上司に「辞めたいです」と伝えていましたが、毎回説得されてなだめられて結局ズルズル働き続け、気づいたら3年目になっていました。
でも、ずっと辞めたい気持ちはあってやめ時をうかがっていたんです。
そんな時にたまたま夫に海外勤務の話が出て、「これだ!」と思って即上司に伝え、退職の流れになりました。
ただ、実はその時まだ海外勤務は100%決まっていなくて、なんとなく提案された程度だったんですよね^^;
だからそれを理由にするか悩みましたが、そうでもしないと説得され続けてしまうと思ってその理由を使いました。
実際には『海外に行く』という理由でも「退職ではなく休職にしたら?」とか「半年くらい夫より遅れて行くことにしたら?」と色々説得されたので、どんな理由にしても「絶対に辞める!」という強い意思が必要だというのは確かです。
結局、夫が海外勤務になったのは1年以上後になってしまいましたが、円満には辞めることができました。
私が生保営業を辞めてからしたこと
私は生保営業を辞めてから夫について海外に行くまでの間、歯科医院の受付の仕事をしていました。
新しい仕事は生保営業とは比べ物にならないくらい精神的にも肉体的にも楽で、ストレスもだいぶ減りました。
日本に帰ってきてからは自分にスキルをつけようと思ってWebビジネスを学び、今は起業して個人で仕事をしています。
今の仕事は、仕事の時間も場所も量も自分で決めることができて本当にストレスフリーな毎日です。
生保営業は向いている人には向いているし、頑張ったら頑張っただけお給料に反映されるのでそういう仕事がしたい人には良いと思います。
ただ、本当にツラくなったら体や心を壊す前に辞めるべきです。
他にもできることはたくさんあるし、選択肢は色々あるので自分を大切にしてくださいね。
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