「自分を幸せにするのは自分しかいない」と気が付いた話

幸せになるにはいくつか条件があってそれを満たせば幸せになれる、私はずっとそう思っていました。

でも、就職しても結婚してもいつも何かしらの不安や不満があって、どこか満たされない気持ちだったんです。それでやっとあの考えは間違っていたんだと気がつきました。

「〇〇したら幸せになれる」は間違いだった

〇〇したら・〇〇できたら幸せになれる」なんて条件は存在しない、私はここ1年くらいでようやくそれに気がつきました。

結婚したら、大手企業に就職できたら、公務員になれたら‥、など人によって色々な〇〇があると思います。ですが、どれも幸せの要素の1つにはなったとしても、「絶対に幸せになれる」条件ではありません。

なぜかと言うと、どれも自分以外のものに頼った幸せだから

私の場合は「結婚したら幸せになれる」と思っていました。いつの頃からだったかわかりませんが、おそらく高校生の頃からそう信じていて、ずっと「25歳までに結婚したい」と思っていたんです。

おかげさまで25歳までに結婚できて本当にありがたいなと思いますが、それだけで無条件に幸せになれるわけではありませんでした。

結婚してから会社を辞めてパートで働いていた私は、誰にでもできる仕事しかできない自分に自信が持てなくなり、このままでいいのかなと悩むように‥。あんなに憧れていた”主婦”という立場にも劣等感を感じるようになったんです。

その時「結局自分の内側が幸せでない限り、どれだけ幸せの要素が揃っても本当に幸せにはなれないんだな」と気がつきました。

不確定要素に依存しても幸せにはなれない

自分を幸せにする

私は、自分以外のものは自分ではコントロールできない不確定要素だと思います。そういった不確定要素があって成り立っている幸せはこの先もずっと続くとは限りません

例えば、大手企業に就職したとしても、その企業が大きな問題を起こして経営が傾いたり倒産したりしたら、保証されていると思っていた安定は一気に不安定になります。公務員になったとしても、精神的なストレスで働けなくなるかもしれません。

ちょっと寂しい話ですが、結婚も相手があってのことですし、何十年先までずっと一緒にいられるかはわかりませんよね。

このように自分以外の要素のおかげで幸せになれたしても、その幸せはいつか急になくなるかもしれないのです。それは20年後かもしれませんし、もしかしたら明日かもしれません。

 

自分以外の何かに幸せを求めてしまう人は、「自分を幸せにしてほしい」という依存した気持ちがあることが多いです。

何で私が偉そうにこんなことを言っているかというと、私もそう思っていた部分があったから。自分に誇れるものがなくて自信がなかった私は、「結婚したら幸せにしてもらえる」とどこかで信じていたし、そうであって欲しいと思っていたんです。

「大企業に就職したら幸せになれる」と思っている人も、きっと会社に対して「十分なキャリアやお給料を保証して自分の将来を幸せなものにしてほしい」という気持ちがあるのではないでしょうか。

でも、そういった自分以外のものはすべて不確定要素です。それに依存して「幸せにしてほしい」と思っていても、本当に幸せになれるかどうかは “不確定” ですよね

自分を幸せにできるのは自分しかいない

「〇〇できたら幸せになれる」を信じていた私ですが、今は「幸せは自分の内側でしか作れない」と考えています。

そう気づいたことで、「幸せにしてほしい」という依存した考えからも脱却できました。

そうなれたきっかけは、自分がやりたいと思えることを見つけたことです。それを頑張ることで少しずつ自分に自信がついていき、毎日が楽しくなって精神的にすごく充実してきたんです。

また、起業してパートの頃よりも格段に収入が増え、経済的に自立できたことも理由の1つだと思います。

 

「自分を幸せにできるのは自分しかいない」と聞くとなんだか非情な感じがするかもしれませんが、自分以外のものから得られる幸せは、それをさらに増やすための補助的なものだと考えるといいのではないでしょうか。

例えば、1本の木を想像してみてください。

木の幹や枝が自分で作り出す幸せで、その枝についている葉が他から得られる幸せです。自分で作れる幸せが大きいとしっかりした幹になり、そこに自分以外から得られる幸せが葉としてくっつくことで大きな木になっていきます。

葉も大事ですが、そもそもの幹や枝がないと1本の木として成り立ちませんよね。幸せも自分の内側で作れなければ本当の意味で幸せになることは難しいのです。

つまり「自分を幸せにするのは自分しかいない」ということですね。

まずは自分自身の心や日々の生活を充実させ、自分で幸せを作れるようになりましょう。それが幸せなるために一番大切なことだと私は思います。