アドセンス広告を貼っている人にとって不正クリック(無効クリック)はとても怖い存在です。
少し前まで「アドセンス狩り」とも言われていた不正クリックをされてしまうと、最悪の場合アカウントが停止になってしまうことも!そうなるとアドセンスの収益がゼロになってしまいます。
不正クリック(無効クリック)が疑われる場合はすぐにGoogleにそのことを報告し、アカウント停止を防ぎましょう。
この記事では、無効クリックが疑われる時の報告方法とフォームの記入例を詳しく紹介します。
アドセンスの不正クリック(無効クリック)が疑われる時
アドセンスの不正クリック(無効クリック)とは、本人または他人によって故意に広告をクリックされること。
自分のページに貼ってある広告を自分でクリックするのはもちろんアドセンスポリシー違反ですが、他人が故意にクリックした場合もポリシー違反となってアカウントが停止される可能性があります!
ただ、最近はGoogle側で他人による無効クリックを細かく検知できるようになったので、以前よりは無効クリックによるアカウント停止は少なくなりました。
ですが、まだまだそういったひどいことをする人がいるのも事実なので、自分のアカウントは自分で守らないといけませんね。
では、アドセンスの無効クリックが疑われるのは一体どんな時なのか見ていきましょう。
ページCTRやクリック数が異常に増えた時
無効クリックが行われると、アドセンスのページCTR(ページあたりのクリック率)やクリック数が普段と違う異常な数字になります。
不正クリックとも呼ばれる無効クリックは、広告主のアカウントを停止させようと故意に広告をたくさんクリックする行為なので、クリック数が増えるのは当然ですね。
クリック数が増えると自然とページCTRが高くなるので、これらの数字がいつもより異常に増えている場合は無効クリックを疑ったほうがいいでしょう。
以前、私の運営するサイトもアドセンスのCTRやクリック数が異常に増えたことがありました。
普段なら2%前後のページCTRが、2日連続で5%台後半になったのです!
最終的に5%台に落ち着きましたが、タイミングによっては10%を超えている時もあって本当に焦りました。
クリック数もPVにしては多く、クリック率は普段0.5%前後なのにこの2日間は1%台後半に!
いつもならクリック数が多いと嬉しいですが、この時ばかりは「もうお願いだからこれ以上クリックしないで〜!」という気持ちでした(笑)
クリック単価(CPC)も一桁になっているので、何かしらいつもと違うことが起きているとすぐにわかりますね。
このように、ページCTRやクリック数が異常に増えた時は無効クリックされている可能性があるのです。
同じ地域からのクリックが異常に多い
アドセンスのページCTRやクリック数が異常に増えたことに気づいたら、クリックされている地域を調べてみてください。もしクリックがどこかの地域に集中しているのであれば無効クリックが行われているかもしれません。
特別な設定をしていなくてもある程度の情報はアナリティクスから見ることができます。
まずアナリティクスの画面の左にある「ユーザー」→「地域」→「地域」をクリック。
次に期間を設定して「AdSense」をクリックします。
下に行くと国名がずらっと並んでいると思うので「Japan」をクリックすると、都道府県別のアドセンスに関する情報が出てきます。
あまり細かい地域ごとの数字ではないのですが、どこかの都道府県のCTRが異常に高くなっていないか確認してください。
もしある県だけ異常に高い数字だった場合は無効クリックが行われている可能性があります。
アドセンスの無効クリックが疑われるならすぐ報告を!
先ほどの例のようにアドセンスの数値がいつもと大きく違う場合は、すぐにGoogleにその旨を報告しましょう。
報告することによって「自分で故意にクリックしたわけではありませんよ」ということをアピールできるので、自己クリックしたと間違われてアカウント停止になるのを防ぐことができます。
一度アドセンスのアカウントが停止されてしまうと二度と復活できないこともよくあります!おかしいなと思ったらまずは報告しておきましょう。
報告は無効なクリックの連絡フォームから行います。
フォームの一番上にも書いてありますが、これを送ったからと言ってGoogleから何か返信がくるわけではありません。
重要な問題が見つかった場合のみ連絡がくるそうなので、何も連絡がなければ特に大きな問題はなかったということだと考えてください。
アドセンスの無効クリックの報告方法と記入例
アドセンスの無効クリックが疑われる時、Googleへの報告は「無効なクリックの連絡フォーム」から連絡をするだけでOK。
ここからはどのように記入したらいいのか記入例を紹介していきます。
まず連絡フォームにアクセスしてください。
無効クリック連絡フォーム記入例
それぞれの項目に記入する内容がこちら↓
- アドセンスに登録している氏名
- アドセンスに登録しているメールアドレス
- アカウントごとに設定されているID。アドセンス管理画面の左側にある「アカウント」から確認できます。
- 無効クリックがあったと思われるサイトのURL
- 無効クリックの場合は「アカウントで発生する通常とは異なる動作をレポートする」を選択
- 無効クリックがあった日にちと時間
- ここに無効クリックがあったことを表すデータを記入(下で詳しく説明します)
- 無効クリックをしたIPアドレスや参照URLなどがわかる場合のみ記入
⑦の記入例
⑦の「無効なクリックの疑いがあることを示す該当部分」には無効クリックが疑われる理由となるデータを記入します。例えば、ページCTRやクリック数のデータですね。
アドセンスの管理画面でデータを表示してスクリーンショットするのが一番簡単ですが、この欄には画像が貼れません。
なので、画像で報告する場合は一度自分のGoogleドライブにアップして共有URLを取得し、そのURLをこの部分に貼る方法が一番簡単かと思います。
私は当時そのやり方がよくわからなかったので参考になりそうなデータをそのまま入力しましたが、それでも問題ありませんでした。
記入した内容がこちら↓
まず大体の内容を説明し、
根拠となるデータを入力します。
なるべく詳しいデータが伝わるように、参考になりそうな部分はすべて記入しておきました。
また、私は書いていませんがアナリティクスと連携している場合は「Googleアナリティクスと連携を行っている」ということも記入しておくことをおすすめします。
⑧について
⑧には「不正な操作の原因と考えられる疑わしい IP アドレス、参照 URL、リクエストに関して、お客様のウェブサイト、モバイルアプリ、YouTube チャンネルのトラフィックログやレポートのデータをご記入ください。」と書かれています。
もしIPアドレスや参照URLなどがわかる場合はこちらも記入してください。
IPアドレスはアナリティクスであらかじめ設定をしておけば取得できるのですが、設定していない方がほとんどだと思います。それに、データをとっていたとしてもどのIPアドレスが無効クリックをしたのか特定することは難しいようです。
具体的にどのIPアドレスが何回クリックしたかを調べるには「リサーチアルチザンプロ」などの有料ツールを使う必要があります。
私は設定していなかったのでこの部分は何も記入していませんが特に問題はありませんでした。
最後に送信して完了
すべて記入できたら最後にもう一度確認して「送信」をクリック。
これでGoogleへ無効クリックの報告ができました!
重大な問題がある場合だけ連絡がくるので、一応メールはチェックしておきましょう。
お疲れさまでした!