ワーケーションってどんな働き方?メリットとデメリットは?

ワーケーションとは,メリット,デメリット

JALが2017年7月に取り入れて話題になった「ワーケーション」という働き方をご存知ですか?

2019年からの『働き方改革』で有給休暇取得義務ができるので、これから徐々に「ワーケーション」が注目を浴びるかもしれません。

この記事ではワーケーションとはどんな働き方なのか、どんなメリット・デメリットがあるのかを見ていきたいと思います。

ワーケーションとは?どんな働き方?

ワーケーションとは、「仕事 (work)」と「休暇(vacation)」を組み合わせた言葉で、休暇をとりながら1日のうち数時間だけリモートワークをするという働き方のことです。

ワーケーションはアメリカで生まれた働き方で、日本ではJALが最初に取り入れましたがまだ日本全体にはあまり浸透していないですよね。

アメリカでは長期休暇を取りながら数日仕事をする日を作ってその日は数時間仕事をするそうです。

 

休暇を取りながら出勤扱いになる」ということで、有給休暇と合わせて使うと有給の日数以上の長期旅行に行くことも可能。

例えば、土曜から旅行に出かけて月曜と火曜を有給休暇、水曜はワーケーションを使うということもできます。そうすると水曜も旅行を続けられますが、扱いとしては出勤日ということになります。水曜は1日のうち数時間だけ仕事をすればOK。

「水曜まで休みたいけど、どうしても数時間だけ会議がある」なんて時にも使えるのがワーケーションです。

本当にこの制度がうまく利用できれば、会社員でもノマド的な働き方ができるということですね!

 

他にも同じ会社のメンバーで旅行に出かけ、行った先でみんなで数時間仕事をするという場合もあるようです。なんだか社員旅行みたいですね。

例えば、ハワイに行ったり自然豊かなロッジに行ったりする会社もあるんだとか。夜はみんなでお酒を飲みながらバーベキューをするなど、休暇のような楽しみもしっかりあります。

この場合も旅行をしているけど出勤日扱いということになります。

旅先で仕事をすることで、いつもと違うアイディアが出てきたり会話が盛り上がったりという良いこともありそうですね!

ワーケーションのメリットとデメリット

ワーケーションとは,メリット,デメリット

ワーケーションには賛成派が多いかと思いきや、働き方の内容をよく見てみると意外と反対派も多いのが事実です。

ここからはワーケーションのメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

・旅行に行きやすくなる

ワーケーションを使うことで今まで行けなかった長期の旅行にも行ける可能性が出てきます。ネット環境とパソコンがあれば仕事ができるので、海外旅行も行けますね。

有給休暇とワーケーションを連続して使える職場であれば1週間以上の旅行も可能になるかもしれません。

旅行会社のJTBは海外でのワーケーションができる「ワーケーション・ハワイ」を2019年4月から導入しました。この制度では、ハワイにあるJTBの専用スペースでテレワークを行いながら休暇を楽しめるそうです。

ハワイに旅行に行ってその内数日は仕事をするというフレキシブルな働き方ができるようになるので、本当にこの制度が使いやすいものであれば社員の満足度は高そうですね。

・有給休暇を有効に使える

有給休暇を有効に使えるというメリットもあります。

例えば、本当は有給休暇を使って海外旅行に行きたいと思っていてもまとまった日数の有給が取れないと難しいですよね。そこでワーケーションを使うことができれば、あまりまとまった有給休暇が取れない場合も出社しなくていい日数は増えるので海外旅行に行くことができるかもしれません。

有給休暇とワーケーションをつなげて使うことができれば、有給の使い道も広がるのでこれまでよりも有効に使えるようになりますね。

・非日常を味わいながら仕事ができる

旅行先で仕事をすることによって非日常を味わいながら仕事をすることができます。

いつもと違う環境で仕事をすることで普段は思いつかないようなアイディアも出てくるかもしれませんね。

仕事をしつつリフレッシュできるのは忙しい人にとってはすごく効率的な休み方なのかもしれません。

デメリット

・結局ゆっくりできない

休暇を取りつつ仕事をすると言っても結局ゆっくりできないという声もあります。

ワーケーションを利用する日は出勤扱いになるわけなので、なんとなく思いっきり休めなかったり、つい仕事のことが気になってしまう人もいるでしょう。

アメリカではうまくいっている制度ではあっても、日本でうまくいかないのはこの辺りの仕事に対する気持ちの違いもあるのかもしれません。

実際、数時間はリモートワークをするわけなので、1日中自由にできる本当の意味の「休暇」とは開放感も違うはずです。

・仕事も休暇も中途半端になる

条件によっては仕事も休暇も中途半端になってしまう場合もあります。

例えば、リモートワークの時間がちょうど1日の真ん中あたりに来てしまって午前も午後も使える時間が少なくなってしまってはあまり休暇と感じられないかもしれません。

また、仕事のキリがよくないからと決まった時間を過ぎてもダラダラ働いてしまったり、ついメールをチェックしてしまったり、仕事をしながら子供の相手をしたりと、どちらにも集中できないことも考えられます。

そうなると仕事にも身が入らないし、休暇もあまり楽しめないという中途半端な時間を過ごしてしまうことになりかねません。

ワーケーションのような働き方をしたいなら

ワーケーションとは,メリット,デメリット

会社員でありながらノマド的な働き方も可能になるというワーケーションですが、実際に日本の企業でこの制度が使えるようになるにはまだ時間がかかりそうです

現在導入している企業もありますが、まだまだ少ないのが現状です。

また、導入できる職種も社外でできる仕事内容も限られるので、すぐにこのようなフレキシブルな働き方ができるようになるのは難しいかもしれませんね。

旅行先で仕事がしたかったり休暇を取りながら合間に仕事をするような働き方がしたいなら、ブログという方法もおすすめです。

PC1台あれば場所を問わずどこでもできますし、時間も自由です。「この日のこの時間は仕事」と決まっていないので、毎日がワーケーションとも言えるかもしれません。

時間や場所にとらわれないフレキシブルな働き方がしたいという方はぜひこちらも読んでみてください。↓

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まとめ

ワーケーションとは、休暇を取りながら仕事ができるという新しい働き方です。

まだ日本では限られた企業しか導入されていませんが、今後働き方改革が進む中でこの新しい働き方が広まる可能性もあります。

ワーケーションが日本人にマッチするかはわかりませんが、これをきっかけに自由に働ける人が増えるといいなと思います。